京橋盆踊り2024の初日、東京は朝から大雨が降っていました。大型台風の影響で一時は開催が危ぶまれたものの、準備をしてきた皆様とこの日を楽しみにしていた皆様の願いが通じたのか、天気予報は夕方から曇り。その通りに、午後から徐々に雨が上がり、うっすら晴れ間も見えるほどに回復しました。

16時ごろの京橋エドグラン内の京橋中央広場は、準備の真っ最中。飾り付けられたテントが並び、太鼓と笛のリハーサルの音が京橋の街に響くと、イベントへのワクワク感が高まってきました。

さあ、いよいよ京橋盆踊り2024が始まります!

17時。まずは縁日がスタート。輪投げ、千本釣り、スーパーボールすくいに子どもたちが集まってきました。

特に人気が高いのは、キラキラ光るボールがゲットできるスーパーボールすくい。京橋の地域の みなさんが運営している縁日で、失敗した子には「もう1回やっていいよ!」と優しい笑顔で大サービス。

もちろん、子どもたちは大喜びです。

また屋台では、京橋エドグランの人気店がこの日のための特別メニューを出品していました。

「牛印 京橋」の、甘めのタレで味付けされたホルモンをたっぷり乗せた「ホルモン焼きそば(500円 )」は、縁日とは思えないほど上品な、でも親しみやすい味。

「シュマッツ・ビア・ダイニング」の噛むとジュワッと肉汁があふれるソーセージとクラフトビール(セットで1,000円)は、まさに至福の組み合わせ。

そして、あの人気店「トシ ヨロイヅカ 東京」では、鎧塚俊彦氏が自ら店頭に立ち、かき氷のシロップをかけてくれるという贅沢ぶり。フレーバーはマンゴー、ナガノパープル、メロンの3種類(各700円)。どれもフルーツの味をぎゅっと濃縮させたみずみずしいシロップで、まるで高級なフルーツジュースのような味わいです。


またチョコバナナ(600円)は、希少な国産バナナにナッツがたっぷり!上品な甘さで、子どもだけでなく大人も大好きな味です。当日の警備員 の方が「美味しそうですね。私も休憩時間に絶対買いに行きます!」とこっそり教えてくれました。

18時を過ぎると仕事を終えたオフィスワーカーたちが徐々に集まりだし、中央広場は大混雑。屋台で購入した飲食物を片手に、お祭りの風情を楽しんでいるようです。

18時30分。いよいよ盆踊りがスタート!

京橋⼀の部連合町会の富田会長の開会挨拶 に続き、篠笛奏者の岸⽥晃司さんと太鼓のSHINGOさんによる、迫力満点のミニライブ。


お腹の底に響くような太鼓の重低音と、耳に心地よい篠笛の音に、期待感がますます高まります。

道端の観光客 も、素晴らしい演奏に足を止めて聞き入っていました。そのまま広場に進み、縁日を眺めている方もちらほら。

演奏が終わるとギャラリーからは大きな拍手が!そしてお二人は櫓の上に移動して、盆踊り曲の演奏準備をはじめました。
盆踊り1曲目は「これがお江⼾の盆ダンス」。櫓の近くには、踊りを先導してくださる浴衣姿の女性たち。それにつられるように、参加者が輪を作り踊り始めました。
櫓の上では、太鼓サークルの方々、この日のために練習を重ねたという子どもたち が代わる代わる太鼓をたたき、お祭りを盛り上げます。


「炭坑節」「東京カンカン娘」「きよしのズンドコ節」と曲を重ねるにつれて踊りに加わる人も増え、ついには広場いっぱいに五重の輪ができました。真剣な顔でお手本を見ながら踊る外国人 や、ビジネスバッグを肩にかけたままのオフィスワーカー、ニコニコしながら飛び跳ねる子どもたち。みな思い思いに盆踊りを楽しんでいます。

そして、お待ちかねの「ダンシング・ヒーロー」が流れると、みんなノリノリ!拳を突き上げ「フゥ!」と声をあげてジャンプ。

途中、10分間の休憩をはさんで約2時間延べ25曲、汗をかきながら踊り続け、最後は「アンコール!」の声に応えて、再び「ダンシング・ヒーロー」で本日の盆踊りを締めくくりました。

盆踊り終了の挨拶が終わる頃、再び雨が降り始めました。まるで盆踊りの間だけは、お天気の神様が見守ってくれていたようでした。

台風の合間に、まさに奇跡的な晴れの中開催された京橋盆踊り 2024。夏の終わりにふさわしい、熱く、心躍るイベントになりました!