グルメ
淡白で上品、幸せになる「ふぐ」をランチで
2019.01.29 washoku/osake
わかりやすい場所で、待ち合わせにもぴったり。ランチのコースは、2,800円、3,500円、5,000円(すべて税込)の3種類。3日前の20時までに予約するとランチでも個室が取りやすい。
いつもより、“いいもの”を食べるときは、落ち着いたゆったりした空間がいい。会話を楽しみ、リラックスしながら、いい時間を過ごしたい。その全てを叶えるお店が、ふぐ料理の名店『下関 魚ふく旬彩 馬関』。ちなみに、ふぐを“ふく”と呼ぶのは西日本を中心とした一部地方。“福”とかけているという説もあります。
この日は小一時間のビジネス会食に人気の2,800円のコースを予約。テーブルにのったお品書きがお出迎え。
このお店で出てくるふぐは、老舗問屋・酒井商店から仕入れたもの。創業は昭和初期、過去に皇室献上の実績もあるふぐの本場・下関の屈指の名店です。
そんな特別なふぐを、『下関 魚ふく旬彩 馬関』ではじっくり味わえます。店内には天井が高くひろいカウンター席と、4人用と6人用の個室があります。
まず出てきたのは、季節の前菜盛り合わせ。この日はサラダのほかに、濃厚でねっとりしたアボカドの天ぷら。そしてさっぱりとした肉の旨味が楽しめる、鶏のハム・ゴルゴンゾーラチーズ添えでした。
あまりお腹がすき過ぎても、ふぐの繊細な味は楽しめませんが、この前菜は程よいボリューム。小腹が程よく満ちて、これから出るふぐがじっくりと味わえるはず。
和洋の魅力が詰まった前菜。野菜は旬のものを使用。取材時はさわやかな苦みが特徴の冬の葉物野菜を使ったサラダ。
前菜の後、メインで出てきたのは、大きな焼きふぐ。皿が運ばれてくると、部屋全体に香ばしい香りが広がります。丁寧な下処理と、程よい熟成でふぐの旨味を引き出しています。
アツアツの骨付きの身は、手で持って食べると、ぷりっとした身が口の中ではじけ、旨みがあふれていきます。皿に添えられた藻塩で、好みの味に調節していただきます。
外はパリパリ、中はジューシーなふぐの焼き物。骨の周りの身は、特に味わいが深くて美味。
続いて出てきたのは雑炊。料理人が出汁をひいて作っており、ご飯とふぐのスープのバランスがいい。ふっくら火が通った卵、ピリッと香るネギがアクセント。
量もたっぷり入っており、ひとり2杯は食べられて、おなかが満たされる。
ふぐの身がたっぷり入った雑炊。ふぐには良質なコラーゲンが含まれている。スープの味付けは少量の塩のみで、自然な旨味にホッとする。
最後のデザートは黒糖のアイスクリーム。黒糖の風味と、優しい甘みが広がります。口溶けがなめらかで、ホッとした気持ちに。
これから寒さの本番シーズンを迎えます。おいしいものを食べて、良い時間を過ごすことは、心身両面によいパワーをくれるはず。
そして、隠れ家的なお店だからこそ、慌ただしい時間からちょっと外れてリフレッシュできます。1時間程度のビジネスランチがより充実したものになり、良いインスピレーションをもたらしてくれるかもしれません。
今回食べたランチ
ランチコース 2,800円(税込)
INFORMATION
名称 | 下関 魚ふく旬彩 馬関 |
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住所 | 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン 1F |
電話番号 | 03-6265-1506 |
営業時間 | 【ランチ】[月~土]11:30~14:30 (L.O.14:00) 【ディナー】[月~土]17:30~23:00 (L.O.22:00) |
定休日 | 日曜日・祝日 ※貸切ご予約時のみ営業 |
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