グルメ
ロックな雰囲気の中、上質なそばをお腹いっぱい食べる!
2019.01.29 washoku/osake
平日のランチタイムには行列になることも多い、立ち食いそばのお店。
質と量ともに大満足させてしまう立ち食いそば屋の代表的な存在『京橋 恵み屋』。このお店は17年ほど前に「十割そばをお腹いっぱい食べていただきたい」をコンセプトにオープンしました。
それ以来、メニューは“もりそば”のみ。そばの種類は「恵みそば」「韃靼そば」「田舎そば」「更科そば」の4つで、いずれも十割そばであることが特徴。これに「青さ切り」など期間限定のそばが加わることもあります。
注文方法は、まず、そばの種類選びを。そして、小盛り150g(350円・税込)、並盛り350g(500円・税込)、大盛り550g(650円・税込)、特盛り700g(800円・税込)と量の指定をして完了です。
店内を見回すと、ロックバンド「KISS」や「ローリング・ストーンズ」「レッド・ツエッペリン」などの写真や、音楽雑誌の貴重なバックナンバーが飾られており、壁にはフェンダーのエレキギターに、足元には、マーシャルのアンプがあるという意外にもロックな空間。
そんな中で、ビジネスパーソンたちが勢いよくそばをすすっています。取材時はかなり冷え込む冬の日でしたが、冷たいもりそばを、美味しそうに食べている光景が印象的。
注文時の様子を観察すると、つけ汁には冷と温の2種類が選べるのにもかかわらず、ほとんどの人が、冷たい方を選択しています。気温も超越して、そば好きを魅了するこのお店、期待が高まります。
外に張り出された、そばの種類の説明と、量の料金表。変わりそば「青さ切り」のみ値段が異なる。
注文からわずか3分ほどで「田舎そば・並盛り」(500円・税込)ができあがり、カウンターで受け取ります。まず、そばの香りに驚き、たれを少々つけてすすり上げると、口の中に香ばしさと甘さが広がる。
するりと入っていってしまうそばを、噛みしめると弾力があり、後から甘みが追いかけてくる。
「うん、おいしいな!」と思わず独り言がこぼれるほど、十割そばならではの、力強いそばの風味と圧倒的なおいしさに満足するはず。
ふと、隣の男性を見ると、華麗な箸さばきでそばを手繰って勢いよく食べている。見れば「田舎そば」よりも細いそばで、伺うと「恵みそば」だという。あまりにもおいしそうなので、「恵みそば・小盛り」(350円・税込)を追加。
味の変化を楽しむために、つけ汁を温かい「ネギ汁」(100円・税込)に変更。香り高い細めのそばの香りを、山椒が引き出す。そばが濃厚なつけ汁に絡み、後から爽やかな辛みがやって来るという味の変化が感じられました。
「恵みそば・小盛り」と半熟のゆで卵が入った「ネギ汁」。右下は「縄文いなりずし」(100円・税込)。甘辛く煮た油揚げに、たっぷりの古代米が入っていて、満足感も十分。カウンターの薬味は、七味と白ごま。大盛りのおそばを頼んでも、味に変化を付けられるので楽しみながら完食できる。
冷たいおそばを食べた後、アツアツで濃厚な蕎麦湯を飲めば、体もポカポカに。かすかに流れるロックミュージックに、気分が上がる。そばは消化もいいので、2品も食べたのにお腹への負担が軽いことを感じました。異空間でそばを味わうギャップも楽しい、気分転換にもぴったりのお店です。
今回食べたランチ
田舎そば・並盛り 500円(税込)
恵みそば・小盛り 350円(税込)
ネギ汁 100円(税込)
縄文いなりずし 100円(税込)
INFORMATION
名称 | 京橋 恵み屋 |
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住所 | 東京都中央区京橋3-4-3 |
電話番号 | 03-3272-8616 |
営業時間 | 【ランチ】 [月~金]11:00~15:00(売り切れまで) [土]12:00~15:00(売り切れまで) 【ディナー】 [月~金]18:30~23:00 [土]18:30~22:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
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