グルメ
白木の温もりあふれる居心地のいい空間で、本格江戸前寿司をお得に堪能!
2019.04.12 washoku/osake
「いらっしゃいませ~!」。威勢の良い声に迎えられながら店内に入ると、白木を基調とした清潔感のあるインテリアと、奥のカウンターの様子が目に入ります。
場所は、宝町駅すぐの好立地。およそ4年前に八重洲から京橋に移転されたそうです。空間作りにこだわったという店内は、厳粛すぎずスタイリッシュな雰囲気で、男性はもちろん女性からも居心地がいいと評判な江戸前寿司「おんすしところ ほうらい」。
ところで、皆さんは「江戸前寿司」の由来や意味をご存知でしょうか?
今や寿司は世界的にも人気のある伝統料理の一つになりましたが、現在の東京23区付近で生まれた寿司を「江戸前寿司」と呼び、日本の握り寿司の原点となっています。「江戸前寿司」は当時の江戸湾(東京湾)で獲れた魚をネタにした寿司として親しまれ、酢や塩で締めたり、煮たり、タレにつけこんだりなど、生魚に様々な加工を加え日持ちがする工夫がされていました。代表的なネタは、あなごやコハダ、漬けまぐろで、まぐろは現在の江戸前寿司には欠かすことのできないネタ。まぐろの質が寿司屋の「格」を左右するほどにまでなっています。
「ほうらい鮨」は、150年近く歴史をもつ老舗寿司屋であり、本店で修行をした大将によって開業されたのが、こちらの「おんすしところ ほうらい」です。毎朝豊洲市場から仕入れた脂の乗った新鮮なネタを用いて、本格江戸前寿司を握る技に魅了される方も多く、そのほかにも利便性、店内の居心地の良さ、コストパフォーマンスの高さなど、どの角度からみても満足できる点も、リピーターが多い理由です。
店内は、目の前で職人技が見られるL字のカウンターが8名分。その向かいと入り口近くに、いくつかテーブル席があります。この日、カウンターは全て予約で埋まっており、12時ごろには海外のビジネスパーソンのグループでいっぱいになっていました。
開店直後でありながら、すでにお客様が2組ほどテーブル席に入り、しばらくすると予約以外の席は満席に。カウンター横の棚には、常連客のお酒のボトルがキープしてある。
実績と経験を積み上げた職人が握る本格江戸前寿司でありながら、ランチは、「ちらしセット」「づけ丼セット」「にぎりセット」の3種類がそれぞれ970円(税込)と、お手頃な値段でいただけます。この日は、なかでも特に人気だという「ちらしセット」「にぎりセット」この2品をオーダーしました。
にぎりセットのネタは、まぐろ、えび、いか、あなごといった、人気のネタが並びます。シャリは小ぶりで上品で、女性にも食べやすいサイズ。口に運ぶと、まず驚いたのがシャリの美味しさ。一粒一粒の存在感をしっかりと感じられる、ふんわりとした米が、口の中でネタと一体となり、うまみを引き立てます。
ちらしセットにも、旬の新鮮なネタがたっぷり。えびはとくにプリプリの食感! リーズナブルでありながら本格的なネタに、大将の心意気を感じます。ほんのり焦げ目がついた卵焼きも、優しい味わいです。どちらのランチセットにも、しじみの味噌汁と、デザートにさっぱりとした梅酒ゼリーとパイナップルが付いてきます。
まぐろ、いか、たこ、えびなど10貫を超える、新鮮な海の幸が彩鮮やかに共演するちらし丼は、ご飯もやや多めでボリューム感たっぷり。
ランチメニューのほかにも、お刺身・お楽しみ小鉢・お新香・にぎり寿司・お椀・デザートがセットになったおまかせコース 5,400円(税込)、お椀とデザートの付いた竹にぎり 2,160円(税込)、松にぎり 3,240円(税込)、おまかせにぎり 4,320円(税込)の予約も可能だそう。接待やデートとして利用するなら、贅沢な品が並ぶコースがおすすめです。
すぐに満席になる人気店のため、ランチは早めの時間帯に行くのがおすすめ。本格的でありながら気兼ねなく過ごせる洗練された空間で、鮮度満点の本格江戸前寿司をじっくりと満喫してみては?
今回食べたランチ
ちらしセット(970円・税込)
にぎりセット(970円・税込)
INFORMATION
名称 | おんすしところ ほうらい |
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住所 | 東京都中央区京橋2-12-9 |
電話番号 | 03-6228-6260 |
営業時間 | 【ランチ】[月~土]11:30~14:00 【ディナー】[月~土]16:30~22:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |
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