グルメ
一期一会の心が伝わる、格式高い日本料理をランチで堪能
2020.02.12 washoku/osake
京橋駅から中央通り沿いに歩いて3分ほどのビルの地下に「旬味」はあります。通りに出された看板は控え目ですが、建物の中に進むと高級感あふれるエントランスが迎えてくれます。
ガラス張りのドアの内側には花が生けられ、オフィス街であることを忘れてしまうような静かな雰囲気です。
「旬味」の信条は、「一期一会の心を大切に旬の味覚で上質なおもてなし」だそうです。好きな四字熟語を聞かれて「一期一会」と答える人も多いほどポピュラーな四字熟語ですね。その語源は安土桃山時代、千利休が説いた茶の湯の心得にあるといわれていることは、ご存知でしょうか。
「出逢う人とは必ず別れる時がきて、今後もう二度と逢えないかもしれない。だからこそ出逢った人との時間を大切にすべきである。」 と解釈されることが多いようですが、本来の意味は少し違います。
「何度も同じ人と茶会で同席することがあるとしても、この茶会は一生にその日ただ一度のこと。二度と同じ時に戻ることはできないのだから心を尽くしてもてなさなければならない」
という心構えを説いた言葉です。
「旬味」は、一期一会という言葉の本来の意味通り、いつでもすべてのお客様に心をつくしてもてなしてくれる日本料理店です。
店内は、個室または仕切りがある半個室をメインに、すべてあわせると50席。そのためビジネスの食事会としても利用しやすく、この日も、接待の席やランチミーティングの予約が多く入っているようでした。
ランチメニューは、1品ずつ提供される会席コースと御膳形式の御膳メニューがあります。
人気の「牛すき御膳」2,500円(税抜・10%サービス料別)とお店の名前がついた「旬味御膳」3,800円(税抜・10%サービス料別)を注文しました。
どちらのメニューにも、最初に茶碗蒸しが出されます。口触りが滑らかで、ほんのり柚子が香ります。着物姿の女性が、静かに会話の邪魔をしないタイミングで料理を提供してくれます。
「牛すき御膳」は、お肉を自分の好みの加減で火を通しながら食べられるように、鍋と別添えで提供されます。肉に火が入りすぎることなく、卓上で最後まで熱々でいただけるのも嬉しいですね。肉は黒毛和牛A4ランク。出汁はしょうゆベースの甘くないすっきりとした味です。
鍋の中には、したらき、ねぎ、しいたけ、豆腐などの定番の具材が煮立てられています。
お肉6枚に、サラダ、ご飯、お味噌汁、お新香と、男性でも満足のボリュームです。
一緒についてくる生卵につけながらいただきましたが、鍋に卵をながして卵とじにする食べ方もおすすめだそうです。
食後のデザートは、ココナッツミルクプリン。さらっとした仕上がりで、ボリュームのある食事の後の口直しにちょうどよい甘さでした。
「旬味御膳」は店名がついているだけあって、お店自慢の料理が詰められた玉手箱のようです。刺身、揚げ物、煮物、香物、すべてを楽しむことができます
いろいろなものを少しずつ楽しめるので、特に女性に人気だそうです。
こちらの御膳は、食後のデザートと飲み物もついていて、コーヒーか紅茶が選べます。
旬の味覚による上質なおもてなしの数々に、「一期一会」の特別な時間を楽しむことができました。
今回食べたランチ
牛すき御膳 2,500円(税抜・10%サービス料別)
旬味御膳 3,800円(税抜・10%サービス料別)
INFORMATION
名称 | 旬味 京橋本店 |
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住所 | 東京都中央区京橋1-3-1 八重洲口大栄ビルB1F |
電話番号 | 03-3277-0039 |
営業時間 | 【ランチ】11:30~14:30(L.O.13:30) 【ディナー】17:30~22:00(L.O.21:00) ※コースのラストオーダー(最終入店)は20:30 土曜日は昼営業のみ |
定休日 | 日・祝・祭 |
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