Kyobashi TIMES

「世界食堂 Transit Table d’Or （トランジットターブルドール）」は、東京メトロ銀座線京橋駅の改札に直結しているので、天気を気にすることなく利用できます。地上からも、京橋交差点に面したビルの地下1階という、とても分かりやすい場所に位置しています。
お店に入ってまず驚かされるのは、その開放感。地下とは思えないほど天井が高く広い空間に、ゆったりとテーブルが並び、都会的でおしゃれな雰囲気です。座席が120席もあるので、ランチの時間にグループで来ても、並ぶ心配がありません。また、一人用の席も設けられているので、“静かに一人でランチ派”の方もくつろいで食事が楽しめます。

ランチは週替わりですが、基本の構成はハンバーグ、サラダ、肉料理、カレーなどのご飯系の4種類で、味や食材の組合せが変わるそう。全てのランチメニューにドリンクが１杯付き、値段は1,000～1,200円です。
今回は女性に人気の「国産牛ローストビーフと温泉たまごのサラダ」（スープ・バケット付き）1,200円（税込）と男性に人気の「イタリアンハンバーグ」（もち麦ごはんまたはバケット付き）1,000円（税込）をオーダーしました。

「国産牛ローストビーフと温泉たまごのサラダ」の付け合わせのスープはビシソワーズ。かわいいサイズのカップで提供されます。じゃがいもの甘さが引き立つ、なめらかな味わいでした。楕円系のお皿に盛られたメインのサラダは、食べやすい大きさに切られた数種のレタスやトマトの上に、薄切りのローストビーフが広げられ、中央にのせられた温泉たまごを崩しながらいただきます。色のコントラストが鮮やかで、見た目にもとってもおいしそう！ しっとりとしたローストビーフはとろけるような味わいで、さっぱりとした野菜に、やさしい酸味のフレンチドレッシング、とろりと濃厚な温泉たまごとのバランスが絶妙でした。添えられたバケットは、スープをつけて食べるのもおススメです。

もうひとつの「イタリアンハンバーグ」はセットに「もち麦ごはん」をチョイス。とろりとしたチーズがトッピングされたハンバーグの上には濃厚トマトソースがかかり、グリーンサラダが添えられている見た目にも美しいひと皿です。ハンバーグの下にはクリーミーなマッシュポテトが敷かれていて、ふんわり焼かれたハンバーグと、まろやかなトマトソースとマッシュポテトが、抜群の相性！もち麦ごはんの、もちもちとして時々プチっと弾ける麦の食感まで楽しめました。

カウンターに用意されたドリンクは、とよのか苺など旬のフルーツジュースや、アイスティー、コーヒーなどから選べます。テイクアウトも出来るように専用のコップや蓋が用意されているのも、嬉しいサービスです。

ちなみに「もち麦」は、健康食材としてとても人気ですが、どんな麦かご存知ですか？ 麦とひと口に言っても、大麦・小麦・ライ麦・ハト麦などとあり、ご飯に適しているのはでんぷんを多く含む大麦です。そして、お米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも粘りが少ない「うるち性」と粘りが多い「もち性」があります。うるち麦では、麦とろご飯に代表される押麦のあっさりした味わいが魅力ですが、もち麦ではもちもちぷちぷちとした丸麦の食感や豊富な食物繊維が魅力です。白米よりも低カロリーで、便秘解消や血中コレステロール値の低下など、健康効果も認められています。
こちらの「世界食堂Transit Table d’Or」では、そんなもち麦をはじめ、吟味された食材を用いています。宮崎牛指定店になっていることから、最高級A5ランクの宮崎牛も楽しめるそうです。

夜はリエットやパテ、さまざまな肉料理やパスタなど、さらに「世界食堂」的なメニューが充実します。専従のソムリエがセレクトした世界各国のワインが100種類以上、カクテル・ウイスキー・世界のお酒も多数ご用意と聞けば、ランチだけでなく、ディナーでも通いたくなりますね。
一段高くなった奥の席は、カーテンで仕切ることが出来る半個室となっており、15～22名で利用可。広い店内全体は、80～最大220名（立食）での貸し切りが可能だとか。さまざまなシーンで活用できる、魅力いっぱいのお店です。

今回食べたランチ
国産牛ローストビーフと温泉たまごのサラダ　1,200円（税込）
イタリアンハンバーグ　1,000円（税込）