グルメ
京都の町家風の店で食す、ダシのきいた絶品カレーうどん
2020.06.11 washoku/osake
「ゝや」と書いて「ちょぼや」と読むこのお店は、ランチタイムにいただけるカレーうどんが評判の京風居酒屋です。東京メトロ銀座線京橋駅の6番出口から徒歩5分ほど、都営浅草線の宝町駅からも徒歩約5分という場所にあります。
町家風の店構えは、瓦屋根の上の鍾馗(しょうき)様人形や照明など本格的で、その一角だけ京都のような趣です。朱色の暖簾をくぐって格子戸を開けると、これまた京町家らしく、奥に向かって細長い奥行きある店内。10席ほどのテーブル席と7席ほどのカウンター席に加え、地下フロアにもテーブル席が10席以上あり、落ち着いた雰囲気です。
昼のお食事のメニューは、「ダシうどん」の「甘ぎつね」「肉」「九条ねぎ」「とり天」など6種、「カレーうどん」の「肉カレーうどん」「えび天カレーうどん」など5種、「京玉子うどん」4種、「京カレーごはん」4種といった豊富なうどんメニューのほかに、「ソースカツ丼セット」(1,000円)、「牛めしセット」(900円)、「野菜カレーごはん」(800円)、「ソースカツカレー」(1,000円)のセットも選べます。すべてのうどんに、京漬物とご飯が付くというから、嬉しいサービスですね。(※価格は全て税込)
本日は、人気のカレーうどんから「肉ぎつねカレーうどん」、ダシうどんから「とり天うどん」をオーダーしました。
「肉ぎつねカレーうどん」は、カレーうどんの上に薄切り牛バラ肉と大きめに切られた玉ねぎを牛丼風に甘辛く炊いたもの、たっぷりの九条ねぎ、甘く味のしみたお揚げがのった大人気メニュー。ダシとスパイスの効いたカレーが、甘めの牛肉や玉ねぎ、おあげと実に相性がよいのです。やわらかめのうどんと頬張れば、カレーの辛みや肉の旨味が口の中いっぱいに広がり、とまらなくなるおいしさ。サービスのご飯に、カレーや牛肉をのせていただけば、さらに大満足です。お店が不織布エプロンを用意してくれているので、服が汚れる心配もありません!
「とり天うどん」は、澄んだダシにやわらかめのうどん、鶏肉の天ぷらと九条ねぎが入った一品です。ダシが自慢のつゆは、全部飲み干してしまいたいほど滋味深い味わい。とり天の衣にもダシがたっぷりしみ込んで、噛むとおいしさがじんわり口いっぱいに広がります。ちょっと飲み過ぎてしまった日の翌日ランチにもオススメの、ほっと癒される味わいです。
さて、どのうどんにもたっぷりのっている九条ねぎですが、緑の葉を食べる葉ねぎ(青ねぎ)の代表として、全国で名前を知られています。京都の伝統野菜の一つで、古くからある原種をもとに、平安時代には京都・九条付近で良質なねぎが栽培されていたことから「九条ねぎ」と名付けられたといわれています。近年では、人気のラーメンに多く使用されていることから注目が高まり、作付面積が増えているそうです。
やわらかな葉の内部は、ぬめりが多く、甘さと薫りが強いのが特徴。薬味、鍋物、すき焼き、煮物、和え物、みそ汁など幅広い用途で親しまれています。からし酢味噌を和えて、ぬたにするのもオススメだそうです。
「ちょぼや」にも、九条ねぎのおいしさが堪能できる「九条ねぎうどん」などのメニューがあります。毎朝京都から直送してもらっているという新鮮九条ねぎを、ぜひ味わっていただきたいです。
格子戸やすだれで趣のある店内は、居心地のよい空間です。やさしい味わいの京風うどんで、くつろぎのランチタイムをお過ごしください。
今回食べたランチ
肉ぎつねカレーうどん 900円(税込)
とり天うどん 850円(税込)
INFORMATION
名称 | ちょぼや |
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住所 | 東京都中央区京橋1丁目14番1号 中山ビル |
電話番号 | 03-3563-4560 |
営業時間 | 【ランチ】[月~金]11:00~14:00 [土・祝]11:30~14:00 【ディナー】[土・祝]17:00~23:00 |
定休日 | 日曜日・休日前の祝日 |
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