Kyobashi TIMES

東京メトロ銀座線京橋駅4番出口から徒歩1分、有楽町線銀座一丁目駅から徒歩4分、京橋中央通り沿いのビル地下にある「とり鉄」。地鶏の焼き鳥が人気の、夜間営業のお店でしたが、最近になってランチを始められたと知り、お邪魔してみました。

ランチは、夜同様に、地鶏と卵をメインにしたラインナップ。「烏骨鶏卵と炙りもも肉の親子丼」（990円）、「鶏もも肉の山賊焼き定食」（870円）、「鶏の唐揚げ　香味ねぎソース定食」（870円）、「鶏の唐揚げ　おろしぽん酢定食」（870円）、「鶏の唐揚げ　極みダレ定食」（900円）、「とり鉄の親子カレー」（870円）、「チキンカツの南蛮定食」（900円）、「チキンカツ丼」（870円）と、まさに鶏尽くしです。加えて、店長のおすすめメニューとして、「ミックスフライ定食」（990円）や「冷やし中華（唐揚付き）」（850円）もありました。
定食には全て付いている卵がプラス130円で烏骨鶏卵に変更できたり、ソフトドリンク6種がそれぞれ100円でいただけたりと、嬉しいサービスもあります。（価格は全て税込）

本日は、夜も人気の「烏骨鶏卵と炙りもも肉の親子丼」と「鶏の唐揚げ　香味ねぎソース定食」をオーダー。

一つ目のランチは、「烏骨鶏卵と炙りもも肉の親子丼」。たっぷりのご飯の上に、ふわっと卵でとじられた鶏もも肉や玉ねぎの上に、さらに卵の黄身がのった豪華版です。甘めながらスッキリときれのある割り下に、烏骨鶏卵の濃厚なコク、もも肉の旨味が、口の中で豊かに広がります。もも肉はあらかじめ炙っていることで、旨味がぎゅっと濃縮され、やわらかくてとてもジューシーな味わいとなっています。三つ葉の香味もよいアクセントとなっていました。サラダとお味噌汁もついて、大満足のランチです。

お次は「鶏の唐揚げ　香味ねぎソース定食」。唐揚げに、ご飯・味噌汁・生卵が付いたセットです。かりっと香ばしく、中身はジューシーという理想的な唐揚げは、香味ねぎのソースと相まってご飯が進みました。新鮮生卵は、割り溶いてご飯にかけていただきます。ご飯のおかわりが欲しくなること必至ですが、おかわりは無料なので、嬉しいですね。
唐揚げは、おろしぽん酢や極みダレの3種から選べます。通って食べ比べてみたいものです。

ところで、親子丼でいただいた烏骨鶏卵ですが、普通の鶏卵とどう違うのでしょうか。
「とり鉄」の公式ホームページには、
「烏骨鶏は世界の約250種のニワトリの中で唯一の薬用鶏とされており、中国では明の時代まで王侯貴族だけが食することの出来る高貴な鶏でした。
特に純血種の烏骨鶏は、必須脂肪酸といわれるＤＨＡ・ＥＰＡ・ビタミンやミネラルなどを豊富に含み、一般の卵と比較すると、濃厚でタンパク質は5倍あるなど抜群の栄養バランスを保っています。
とり鉄は、香川県の山紫水明の里で育まれた純血種の烏骨鶏を使用しています」
とあります。
烏骨鶏は、一羽あたりの産卵数が年間50～60個と、一般のニワトリとくらべてとても少ないそうです。そのうえ孵化率や育成率が悪く、また繁殖力も弱く飼育が難しいことから、一般の人にはなかなか手に入らない、幻の卵とされてきたのだとか。
そのような希少な烏骨鶏の卵が、ランチで気軽にいただけるなんて魅力的ですね。

カウンター席もある店内は35席ほどあり、テーブルも大きめなのでゆったりとしています。間接照明を取り入れたカウンターは、落ち着けるスポットとして気に入っている方もいるかもしれません。
訪ねた日は男性のお客さまが多かったですが、男性にも女性にも、グループでもお一人でも居心地よくランチが楽しめるお店です。


今回食べたランチ
烏骨鶏卵と炙りもも肉の親子丼　　990円（税込）
鶏の唐揚げ 香味ねぎソース定食 　870円（税込）