グルメ
焼鳥激戦区で看板メニューの「つくね」を味わう!
2020.10.06 washoku/osake
東京メトロ銀座線「京橋」駅6番出口から徒歩3分、京橋2丁目交差点からほど近い「焼鳥 つくね」。つくねが自慢のお店にしてこの店名。つくね好きなら一度は行ってみたいお店です。雑居ビルの狭間にたたずむ小さな店は看板も控えめで、隠れ家的な雰囲気です。どんなランチがいただけるのか、期待が高まります。
「つくね」のランチメニューは4種類。「焼鳥重」(800円)、「はつ重」(800円)、「焼鳥・はつ・ミックス重」(850円)、「串焼き重 串3本(つくね・ねぎま・はつ又は豚バラ)」(900円)。それぞれに、お新香・おろし・味噌汁・卵焼きがつきます。備長炭で焼き上げた「大山鶏」がウリです。
本日は、「焼鳥・はつ・ミックス重」と「串焼き重」をオーダーしてみました。
「焼鳥・はつ・ミックス重」は、2種の焼鳥がご飯の上に並べられ、焼きのりと卵焼きものったお重、大根おろし、香の物、味噌汁のセットです。焼鳥をまずひと口ほおばると、そのジューシーでやわらかな肉の間から、旨みがじわっと広がります。はつは、焼き加減も絶妙で、はつならではの歯ごたえを楽しめました。それぞれのおいしさが引き出され、甘すぎないたれとご飯の相性もばっちりでした。焼鳥とご飯という、一見シンプルな料理ですが、鶏肉だけで歯ごたえや旨みの違いを堪能できますし、次は焼きのりとご飯と、次はおろしと焼鳥と……と、組み合わせにより味の変化も楽しめます。
「串焼き重」は、3種の串焼きと卵焼きがご飯の上にのったスタイルです。つくねは、ほわっとやわらかく、シンプルな味付けながら柚子胡椒の爽やかな辛みがピリッと効いて店名にしているだけあってオリジナリティを感じます。ねぎまは、ほどよく身のしまった鶏もも肉に、焼いて甘みの増したネギの王道のバランスです。豚バラ肉は、脂がのっていますが黒胡椒の辛みでくどくなく食べられます。一つの重の中に歯ごたえや食感、味の違いの変化があって、お得感のあるランチです。大根おろしで、さっぱりといただけるのもいいですね。
ご飯やお味噌汁も、控えめながら、素材の良さや丁寧な調理法が伝わってきました。
全てのランチメニューについていた大根おろしですが、焼鳥屋さんではお通しの定番として人気です。お口直しとしていただいたり、焼鳥といっしょにさっぱりといただいたり。さまざまな楽しみ方がありますね。
京橋は、焼鳥屋の激戦区と言われ、「焼鳥屋ストリート」と呼ばれる通りもあります。2009年に放映された「出没!アド街ック天国」では、「焼鳥には大根おろし:京橋の焼鳥屋では、焼鳥と共に大根おろしを出しているお店が多数」と紹介されており(テレビ東京WEBサイト参照 https://www.tv-tokyo.co.jp/adomachi/backnumber/20090207/25283.html)、その頃はまだ焼鳥屋で大根おろしを出すことはあまり一般的ではなかったようです。京橋の焼鳥屋さんが、「焼鳥には大根おろし」のスタイルを広めるのに一役買った可能性もあり、興味深いですね。
20席ほどのこじんまりとしたお店は、カウンター席もあり、お一人ランチにも居心地がよさそうでした。ランチタイムは、男性客が次々に来店され、その人気ぶりが伝わってきました。
シンプルですが味わい深い「つくね」のランチは、女性客にも喜んでいただけると思います。ぜひ、お試しください!
今回食べたランチ
焼鳥・はつ・ミックス重 850円(税込)
串焼き重 900円(税込)
INFORMATION
名称 | 焼鳥 つくね 京橋店 |
---|---|
住所 | 東京都中央区京橋1-6-6 金葉ビル別館 1F |
電話番号 | 03-3535-5828 |
営業時間 | ※定休日・営業時間は変更となる場合があります。詳細は店舗にご確認ください。 【ランチ】 11:30〜13:30(L.O.12:50) 【ディナー】17:00~23:00(L.O.22:30) |
定休日 | 土曜日 日曜日 祝日 |
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