グルメ
高級会席の味をお得にテイクアウト！ダシ付き鰻のひつまぶしが1,320円
2021.08.06
京橋駅の改札を出て徒歩30秒ほどにある、京橋エドグランサウス(南館)のエレベーターを5階まで登ると、「京橋茶寮」の暖簾と和服姿の仲居さんが出迎えてくれます。
こちらの店はワンフロアを専有、2名から最大32名まで収容可能な全席完全個室で、地域最大級の会席・日本料理店です。
東京駅からは徒歩5分、日本橋駅からは徒歩6分とアクセスがよく、サービスの質も高いので接待やお祝いの席などにもおすすめです。
創業90年の歴史が裏付ける、熟練板前による旬の食材をつかった日本料理を堪能できます。ランチは季節の天ぷら、焼き魚、炊き合わせ、ご飯、お椀、香の物がついた「黒毛和牛すき焼き御膳」（3,300円）や、旬の刺身、季節の天ぷら、焼き魚、炊き合わせ、ご飯、お椀、香の物のついた「みやび御膳」（2,200円・3,300円）、そこに黒毛和牛のローストビーフがついた「旬花御膳」（4,400円）と使用シーンに応じて選びやすいメニュー構成です。
会席がメインではありますが、数量限定で「黒毛和牛のすき焼き椀」が1,650円でいただけるお得な定食メニューも（すべて税込、以下同）。
夜は9,350円～のコース料理のみと格式ある日本料理を、テイクアウトならなんと1,290円から食べることができます。
京橋エドグラン内のオフィスなら4個からデリバリーも対応可能、近隣エリアは要相談なので、お近くの方はオフィスでのランチミーティングに覚えておくと便利です。
今回は、一番人気だという「黒毛和牛ローストビーフ重 特上」（1,980円）と、弁当でひつまぶし⁉と意外性があり価格がもっともリーズナブルな「ひつまぶし 並」（1,320円）をテイクアウトしました。
テイクアウトは1点からできますが、いずれのメニューも前日までの要予約なのでお気を付けくださいね。
容器からも高級感が漂います。
開けると黒の容器にレアでルビー色の黒毛和牛の断面が映え、見るからにおいしそうです。5㎜厚ほどのローストビーフが9枚きれいに盛られていて、食べる前からテンションが上がります。
付属のオリジナルオニオンソースをかけていただきます。
しっとりと柔らかく焼き上げられたローストビーフは、噛むと和牛ならではの芳ばしい香りが口の中に広がります。オニオンソースの醤油の香りや甘みとまろやかに調和しつつ、肉の外側をしっかりと黒胡椒で味付けされていて、味の輪郭がしっかりしています。
付け合わせにはミョウガのピクルス、漬物といった箸休めにちょうどよいおかずから、鴨のロースト、エビのすり身の入った玉子焼きなどご飯にもあうおかずも入り満足感の高い内容です。
特上のローストビーフ重ということで9枚もローストビーフが入っていました。
同価格でありながら、和牛すき焼きとローストビーフが6枚入っているハーフ＆ハーフの重もあり、どちらも味わいたい方にはそちらの方がおすすめです。
続いていただくのは「ひつまぶし 並」です。こちらはダシと薬味、香の物がつくため、二段の重です。
うな重のテイクアウトもありますが、価格はひつまぶしの方が安い設定です。そもそもひつまぶしの定義とはなにか、皆さんご存知でしょうか。
「ひつまぶし」の語源は「櫃（ひつ）」のご飯に鰻の蒲焼を「まぶす」ことから来ていると言われています。
いまや“名古屋めし”として全国的にも広がっている料理ですが、実は「ひつまぶし」は愛知県名古屋市・熱田神宮前にある老舗料理屋「あつた蓬莱軒」の登録商標です。発祥はこの店だという説と名古屋市中区の「いば昇」だという説がありますが、明らかではありません。
由来についても諸説あり、一つは料理屋の賄いとして、蒲焼としては小ぶりで質の悪い鰻を細かく刻み、ご飯にまぶして茶漬けにして食べたという説です。
「茶漬け」にして食べたという説についても、賄いとしてさっと食べられるからという説と、宴会料理の〆にさっぱりと食べられる茶漬けにしたという説もあります。
もう一つは、出前の鰻丼を公平に分けられるように、細かく刻んだという説です。出前の際に割れにくく丈夫で分けやすい器より大きめのお櫃を使う様になったことから、現在のお櫃の中に入れた「ひつまぶし」が出来上がったのではないか、とも言われています。
いずれにしても、“鰻丼”としてまずはそのまま、次に薬味を添えて、〆に出汁をかけてさっぱりと茶漬けに、と鰻ひとつで多様な食べ方を楽しめる「ひつまぶし」は食いしん坊にぴったりの料理ですね。
芳ばしく焼かれた鰻は、皮目はパリッと、身はしっとり柔らかく脂がのっています。甘辛いタレとともにご飯が進みますが、薬味の万能ねぎとわさびを添えるとキリリと味が締まり最後まで飽きずに箸が進みます。
つい食べきってしまいたくなる衝動をぐっとこらえて、付属の出汁をたっぷりとかけて茶漬けに。かつおと昆布の効いた出汁は、冷めていてもおいしく、むしろさっぱりして〆として成立していました。
この満足感で、1,500円でお釣りがくるのは素晴らしいコストパフォーマンスです。
老舗の高級日本料理店の味を自宅で、手頃に食べられるテイクアウトはフォーマルシーンにはもちろん、自分へのご褒美としてもリピートしたくなる贅沢な味わいでした。
今回食べたテイクアウト
黒毛和牛ローストビーフ重 特上 1,980円（税込）
ひつまぶし 並 1,320円（税込）
INFORMATION
| 名称 | 個室会席 北大路 京橋茶寮 |
|---|---|
| 住所 | 東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグランサウス（南館）5F |
| 電話番号 | 03-5205-7077 |
| 営業時間 | ※定休日・営業時間は変更となる場合があります。詳細は店舗にご確認ください。 平日11:30～14:00（LO.13:00）／17:00～22:30（LO.21:00） 土曜11:30～15:00（LO.13:00）／17:00～21:00（L.O.19:00） 日曜日・祝日11:30～17:00（LO.15:00） |
| 定休日 | 不定休 |
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